2020年上半期映像作品 5選

 

初めましての方は初めまして。そうでない方はいつもお世話になってます。

MADを中心に映像制作してますアッキーといいます。

ブログなんてアメブロ以来だ

 

今年に入ってから今まで、色んな映像を趣味として、教科書として見てきたのですが2020年も折り返し地点を過ぎたということで上半期に見てきた映像作品から、勝手に5つ印象に残った作品を紹介したいと思います。

正直映像の用語等も付け焼刃なところが殆どなので語彙力低めで進んでいきますがご了承ください。それでは早速行きましょう。

なお視聴したのが2020年ということで投稿はそれ以前のものもあります、悪しからず。

 

1つ目の作品は

 

【MAD】 逃げ出した色たち 【フェアリーテイル・レクイエム】

 

https://www.nicovideo.jp/watch/sm36118140

  

歴戦のMAD作者軍魔さんの作品ですね。今年だけに限らず今まで見てきた映像の中でも5本の指に入るくらい自分の中では衝撃の大きかった作品です。

自分の中で、影響が大きい作品の定義の一つとして「知らないジャンル・作品に興味を持たせる」というのがあるのですが、この動画はそれが突出していて初めて視聴してから10日経たないうちに原作ゲームを購入してしまうほどでした。

 

この動画の魅力は何と言ってもその素材量ですね。圧倒されます。それでいて作品への愛もしっかり詰まっていて、視聴者にもそれを感じさせるのが軍魔さんの凄いところだと思います。

動画をかじったことのある方なら、このカット数でフルの映像を作る作業量がどれだけ凄まじいか分かっていただけるかなと思います。

そして曲は Last Melody/ CROSS VEIN.  このMADの影響でもう500回は聞いた気がします。生ライブで聞きたくなるような疾走感と盛り上げるコーラスが相まって非常にかっこいい。この曲に全く負けない動画としての濃さを出せるのはやはり軍魔さんなのかなという感じがします。自分も他の素材で構成を考えたことがありますが無理でした…。

 

自分の作品に落とし込もうとするのはちょっと難しい気がしますね…圧倒的センスが必要なのと色の使い方が凄く思い切ってて中々手が出せません。凄すぎる。

作品の魅力を随所随所に散らしていて、初見でも原作を知りたくなる。そんな素晴らしい作品でした。

R18ではありますが、原作も可愛い女の子とのイチャイチャだけでなく様々なことに思いを巡らせられる、とても面白い作品になってますので是非調べてみてください。

 

 

 

次はこちら

 

 

【MAD】ハッピーシュガーライフ

  

 なんかちっちゃいね

 

アニメ「ハッピーシュガーライフ」とそのOP「ワンルームシュガーライフ」のMADです。軍魔さんが紹介してたので見てみたのですが、原作のキャラクターの可愛らしさ、関係、そして狂気が伝わってきて、初見のときしばらくリピートしながら凄いしか言えなくなったのを覚えています。

このアニメも元々1話しか視聴してなかったのですが、即アニメ全話視聴してました。やっぱそうなるよね()

 

このMADはカメラ制御等で視点をグリグリ動かしている訳ではないのですが、静止画に奥行きを見せるのが上手く視聴者を目を惹きつける方法として理にかなっているなと思いました。映像が上手な人はZ軸の使い方も上手な気がします。

漫画のコマを読み進めるように視線を移動させるシーンもXY軸のみの移動よりZ軸も一緒に動かすことで躍動感と曲のリズムとの調和が増して感じられるのかなと。

 

加えてシーン間での温度差も癖になります。例えば1:00のしょうこが絶望するコマからのSAY WOOO(WOOO!)はモノトーン(原義的には違うけど)からいきなり原色メインになります。印象的なコマを更に強調させる方法として、極端な色調の変化も有効であることを認識させてくれました。

自分の作品にもいつか取り入れたい要素の多い素晴らしい作品でした。

 

 

 

 

次はこちら

  

 

lafestaさんという映像作家さんによるIMAWANOKIWA/いよわPのオリジナルPVです。

Twitterでたまたまで目にしたのですが曲にここまで合わせたキネポ作れるのかと衝撃でした。正直キネポを使わせたらlafestaさんの右に出る人は居ないのでは…?と思うくらいです。これを自分と同じAviUtlで作られてるという事実に尊敬しかないですね。

白と濃いめのピンクを基調にしたシーンから歌詞に合わせてすこしずつ黒が増えていきます。こうした文字やキャラクターを用いない情緒の加え方を出来るようになったら凄く表現の幅が増えるんだろうと思いますね。

Aメロでは全体的にゆったりしたテンポで映像が進むのに、サビに入った時にこの勢いのキネポとメロディがぶつかってきたらそりゃ印象に残らざるを得ないよね…という感じですね。この曲も言わずもがな聞きまくってます笑。

モーショングラフィックスは勿論、女の子の口の動かし方や髪色の変化のさせ方なんかも作品のクオリティに拍車をかけてる気がします。本当に素晴らしい。

 

 

 

 

 次はこちら

  

 

星街すいせい with ホロライブファンタジーによるフランシュシュ「佐賀事変」のカバーです。今年春位から自分の中で認知度が高まっていたすいちゃんなんですが、この動画で爆発しましたね。なんだこの音声と映像の暴力は、と。

残念ながらモデリングの類はからっきしなのですが、それでもこんなリアルで綺麗な作品を作ってみたくなるような映像になってるんですよね。そしてライトリークの使い方に痺れます。夜の街と花火の鮮やかさをこれでもかと感じることが出来て凄く参考になります。次の自分の作品ではライトリークを積極的に取り入れようと思ったのもこの作品の影響が大きいですね。その他にもノイズや煙のエフェクトも作品の雰囲気をよりリアルにしていると思います。

一見AviUtlで作れなさそうな映像から、少しずつでも作れる要素を盗んでいくのが自分の最近の映像の見方になってる気がします。盗めているかは甚だ疑問ですが。

後コンポジット(いまだに正しく使えてるか分からない単語)が上手すぎてこれ元々一枚絵なのでは?ってずっとなってます。これもライトリークやミラーの使い方なんでしょうがまだよく分かってないので今後勉強していきたいですね。

そしてすいちゃんの歌うっっっっまってことですね、本当に上手い。生放送でもこの曲歌ってるんですが喉からCD音源とはこのことですよ。元気な曲からこういった色っぽい曲も行けるんだから底知れません。3Dでのライブは歌に加えダンスも踊ってたりします。なんだこの子最強か?ってなっちゃいますね。……すいません脱線しました。

 

 

 

 

最後はこちらです

 

  

 限界合作の5作目です。曲ははるふりさんのナンセンスの塊です。

「5」ということで今までの4作品もクオリティの高い作品になっているのですが、個人的には今回の作品が最高傑作なのではないかと思ってます。今回は赤を基調にしているため、複数人が作っている今作品もかなりまとまりがあって作風が違っても一貫性を保てているのは凄く勉強になりましたね。色の大事さが身に沁みます。

どのパートも素晴らしいのですが一度見終わった後にすぐ見返しに行ったのは55秒からのぴくせるさんのパートです。…やばくないですか?サビの勢いが背中の羽に表わされて、そしてこのモデリングの再現度の高さに驚かされました。ここまで鳥肌が立った映像は久々だった気がします、それほどに爆発力のあるパートでした。

こういった作品を見てるとやっぱり最低限のモデリング知識と経験は欲しいなって思いますね。単純にフォローしている人に出来る人が多いだけなのかもしれませんが…。

また合作なだけあってキネポもそれぞれの方の特徴が出ていて、一つの作品で得られるバリエーションが多いのも有難いです。

 

 

 

こんな感じでしょうか。凄い稚拙な文章になってそうで心配ですが書いてしまったものは仕方ありません。文字でアウトプットする機会は殆どなかったので、定期的にこういう記事は書いてもいいのかなと思いました。

早く自主制作の動画出したいですね…頑張ります。